Journey of the Inner World through Drawing Watercolors

水彩画による内的世界への旅路

〜水彩画を描くことを通して、自己の内的世界と向き合った3年間の記録〜

※このプロジェクトは、SHASの卒業制作として発表したものです。

物語の始まり

アストラルヒーリングのクラスを終えてしばらく経った頃、ふと、水彩で自由に絵を描いてみようと思い、絵筆をとった。

誰かに見せるための絵ではなくて、
ただただ自分のためだけに、自由に描いてみよう。

そう思った時、
ああ、これまでは、常に誰かの目を意識していたのだ
だから自由に絵を描くことができなかったのだ、と気づいた。

そこから夢で見た光景などを絵に描き始めた。
時折、詩のような言葉をメモに書くようになった。

物語が始まった。

全体

Journey of the Inner World through Drawing Watercolors

水彩画による内的世界への旅路

〜水彩画を描くことを通して、自己の内的世界と向き合った3年間の記録〜

※このプロジェクトは、SHASの卒業制作として発表したものです。

人はいつからでも、トラウマから癒え、成長することができる
その時、傷は、トラウマではなく、より大きな自分を生きるための足場と変わる。

これは、水彩画と詩作を通して、傷がトラウマから自己成長の足場に変化し、自分の強い味方になっていった過程である。

物語の始まり

アストラルヒーリングのクラスを終えてしばらく経った頃、ふと、水彩で自由に絵を描いてみようと思い、絵筆をとった。

誰かに見せるための絵ではなくて、
ただただ自分のためだけに、自由に描いてみよう。

そう思った時、
ああ、これまでは、常に誰かの目を意識していたのだ
だから自由に絵を描くことができなかったのだ、と気づいた。

そこから夢で見た光景などを絵に描き始めた。
時折、詩のような言葉をメモに書くようになった。

物語が始まった。
















有限と無限の間に
私がある

有限の苦しみを知りながら
無限の空間の広がりを覚える

私の中には宇宙がある
私の中には力がある
有限の中に無限を見出して
光を作り出す力がある

私という檻の中で
無限に広がるあなたが
私に力を与える

私の中に広がる
とてつもない大きさのあらゆる可能性は
私自身を広げ

ある時、
私自身が、宇宙であることを知った
私は限りある存在であると同時に
限りないものであることを
私の他に誰も知らない

私は有限と無限の間に存在する




 赤いドラゴン

目に見えない敵と戦っている
必死に剣で切りつけるが
姿を見せぬ相手に盲滅法に打つことしかできない

剣は何かに当たっている
確かに当たっている!
手応えを感じて私はもっと切りつける

自分の身にも何か当たっている
自分自身を切りつけているのだ!

私はひどい吐き気を感じた
怪物が何かが腹にいて、
それが出ようとしているのだ

私は自分の胸を剣で切り裂いた
小さな赤いドラゴンが飛び出してきた

ドラゴンは私の頭のすぐ上を飛んでいる



 穴の道

くじけそうになる。
幼い自分がわたしにささやく。
その道は危ない。
わたしは恐怖の穴の中にまた戻ってしまう。

これを繰り返し、
何度も何百回も何万回も繰り返し、
もうこれはダメだと悟るまで
他の選択肢をしなければと思えるまで、どれだけ大変な道のりか。
自分の暗い暗い穴は、恐れに満ちているが、馴染んで心地いい。

穴の中に光を当ててよく見てみると、
そこに落ちているのは、恐れ、欺瞞、見栄、プライド・・・
ろくなものはなく、すべて過去のもの。

ああもうここには自分の求めるものはない、
何よりこの穴にいると、
自分が楽しくも何もなく、つまらないではないか!!

もう外に出てみたい。
外にでると、あまりの眩しさに
自分自身の暗闇が、見透かられそうに感じて、
中に引っ込み、そして、また外に出る。

これを繰り返し、いつの日か、
穴の入り口が最初よりは大きくなったようだ。
穴は大きくなり、もはや外と内の差がなくなっていた。
穴の中まで、外の光は差し込み、
もう外に出ても大丈夫だろう。
もう内にいても大丈夫だろう。
もう、自分自身でいても大丈夫と知るだろう。

時間をかけて歩んできたこの道は、
決して裏切らない。
自分の中の道だ。

あとは自分の中の道を歩んでいくだけだ。
最初からそうであったように。




 私の馬

彼方向こうにともる光を目指して
荒れ狂う水を向こう岸へ向かって泳ぐ

荒波に揉まれながらも
私はもう恐れない
私は私の馬とともにあるから

彼は勇気があり、荒波などへっちゃらだ
私は彼に促され、飛び込み、向こう岸の光を目指す

光のある岸に上がると
そこには光はなく、ただ蛇があるだけだった
あの光はどこへ行ったのか

途方に暮れて立ちすくんでいると
一匹の赤い蛇が私に近づき
私の左肘を噛んだ

蛇の毒が私の体の中に入り
私は私自身が光るものとなったのだ

私の父と私の先祖たちのたどり着けなかった向こう岸へ
私は私の父とその先祖たちの導きによってここに至る

私は世界を照らす光となる
生まれた時からそうであったように
今、またそのことを思い出したのだ



 殺人者のバラード

秘密の品を受け取ることで
私は消されることになっている
殺人者はどこで狙っているかわからなかった

私が、詩の言葉の一部を持っていたのが
首謀者に見つかり
彼は私に詩が好きなのかと聞く

彼と私は心がふれあい、通じ合った
彼は私のことが好きで、私もそのようだ

私は殺人リストから外され
家に戻る



 ショウガ似の君へ

海から届いた、ショウガ似の君
緑の冠に
膨らんだスカート
ぶつぶつの、ちょっと不細工なのに
トランプのクイーンみたいに顎をツンとあげている

ひょんなことから海に流されて、流浪の旅に出た

波に揉まれて
削られて
また、海の底に落ちていき

深海でクジラにつつかれて。
また海流に乗って
ようやくたどり着いた
ある砂浜

女の子に拾われて
土の中に埋められてしまったとさ

それからしばらくして
女王は目覚めたさ

紫の筆を手にしてた

それから、女王は
空にいっぱい自由に絵を描いたんだ

大きな海を旅したことを描いたんだ



 Stella Maris

幼い頃の気持ち
どうして自分だけうまくいかないのか
どうして自分だけ辛いのか

言葉にならないその気持ちに
溺れそうになる

ごちゃごちゃな自分はいつも切り捨てられ
そしていつも残っている
心の片隅にいつも残っている
私はごちゃごちゃな自分を捨てきれない

うまくいっている自分と
ごちゃごちゃな自分の間で
私は裂けそうになる

全ては波のようにやってきては、消えていく
憂鬱な気分も、自分を惨めに思う気持ちも

その波に揉まれていて
溺れかけている時に
その日はなぜか
その先に道があることを知った

そこからつながる大きな世界
広がる愛の世界

世界は私だという感覚
内側から沸き起こった確信

どうして私だけという気持ちと
この大いなる世界が繋がっている、不思議

ごちゃごちゃな自分と大きな世界は
確かに繋がっている

自分自身であることが
こんなに恐ろしいということ
自分自身であることが
こんなにもパワフルであること

海に揉まれて気付くんだ
深海に広がる闇を
恐れさえしなければ

闇を闇として味わうことができるならば
闇の中にじっと耐えることができるならば

はるかかなたからの光を知ることができるだろう

光に照らし出された自分自身は闇を知り
その奥の深さを見て、より遠くの星々の存在を知る



 色々な目

幼い自分の目
少し大人の自分の目

少女の目
老人の目

男性の自分の目
女性の自分の目

様々な目を行き来して
今の目がある

落ち込んでいる時の目は
いつの自分の目だろうか

落ち着いている時の目は
どんな自分の目を使っているのだろうか

いろんな自分の目が
その時の自分の気分を作っている

深海を浮上する
クジラの目を手に入れたら
今の自分はどんな風に見えるだろうか

空高く山を見下ろす
鷹の目になったら
泣いている自分は泣き止むだろうか

夜の森を飛ぶ
ふくろうの目を持ったら
必要以上に闇を恐れないだろうか

土の中を掘り進む
モグラの目になったら
地中深く掘り進んでいくのだろう

人間は目を行き来して、生きている
自由に目を行き来することができるんだ

いろんな目を持って
それからまた、幼い自分の目に戻ろう



 私の中のオオカミ

オオカミがいなくなり
鹿を捕食するものがなくなった森

木々は痩せ
土地も痩せ
土の保水力も下がり
川が蛇行するようになった

この森にはオオカミが必要なのだ

私の中のオオカミは
どこにいったのだろう

湖面に映る月を見て
吠えるオオカミよ

その凶悪さゆえに
殺されていなくなった
私の森は
荒れ果てているよ

お前も私の一部なのだ
その凶悪さすら、美しいのだ

凶悪さは私の中の神性の一部である
凶悪さを否定するならば
私は私の神性に一生気づくことはないだろう

私の中のオオカミを殺してしまうと
私は崩壊する

森が死んでしまうように



to be continued…